情報や知識は個人に宿る 01
高速インターネットの普及は、情報や知識の習得の機会を、会社ベースから個人
ベースに変化させることになる。もちろん、ある程度の「基礎」のレベルは、組織
でカバーされるべきであるが、それ以上は、個人の領域である。そして、高速イン
ターネットの環境は、それを可能とするのである。
情報や知識、ノウハウなどは、どのような形で習得するものであっても、まずは
個人の中に入る。組織は、そうして個人の中に入ったものを、上手く引き出す必要
がある。そうでなければ、組織としてのスキル(組織プロセスのレベル)は上がら
ないことになる。まさに、マネージメント能力が問われるのである。