自動車・中古車業界の背景 01
近年、我が国産業界は、概して、小さい、軽い、速い、安い等のモノ自体の機能の高度化
を目指して産業技術の開発を行ってきており、それが我が国の経済活性化に大きく寄与し
てきたと言える。しかしながら、昨今、経済社会の成熟化が進み、より質の高いゆとりや
豊かさを求める気運が高まっている中で、新車種製造者・供給者側の観点だけではなく、むしろ
、消費者・生活者側の視点に立った使いやすさを重視したモノづくりが求められている。
すなわち、高齢化や情報化が急速に進展する中で、誰もが暮らしやすく豊かな社会の実現
に向けて、ユニバーサルデザイン(年齢や能力に関わりなく全ての生活者に対して適合す
る製品等をデザインすること)による製品・サービス等の供給の重要性が高まっている。