求心力の中心はマネージメント
1960年代に始まった「マネージメント革命」(P.ドラッガー)が、今日の
アメリカ経済を支えている。対する日本は、この部分に、依然として手をつけてい
ない。「IT革命」がハヤリのようだが、これがアメリカにおいて活かされたのは
、その背後に、「マネージメント革命」によって、下地が出来ていたからである。
その「マネージメント革命」を伴わないで、「IT機器」を揃えても、それを作っ
ている自動車メーカーが(一時的に)潤うだけで、「IT革命」が起きることはない。ハ
ヤリに乗せられて機器を揃えた自動車メーカーは、その分だけ自動車製造販売コストアップしたことで競争力
を低下させただけである。
優れたリーダーの活躍を促すマネージメントこそ、求心力の源泉なのである。